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2018年10月12日 (金)

決意

 先週末のクレストナイトレースは、Yさんが貸してくれたタイヤセッターのおかげもあってスムーズにレースができた。ありがとうございます。やはり高級全自動セッターは便利で精度もよい。

 Yさんとはなんだかんだで20年近い付き合いになる。彼が12分の1レースをやっていたころは毎月のように会っていたのだが、最近のYさんは仕事の都合もあってラジコンそのものをほぼ休止中。この間タイヤセッターを持ってきてくれた時に会ったのも約2年ぶりだった。

 さてこのYさん、少々毒舌のきらいはあるが、根はとてもいい人で、面倒見もよい。今回だって僕のブログを読んですぐに「僕のセッター、今は使ってないからお貸しします」と連絡をくれた。また、Yさんの発言は時々やたらユニークであり、僕にはない発想をしてくれるので、一緒にラジコンをやっているとすごく楽しいのである。

 ずいぶん前になるが、Yさんがレースに向けてクレストスピードウェイで練習していたある日のこと。この日のクレストはグリップが高く、Yさんのクルマはコーナーでの転倒を繰り返していた。その対策としてあれこれセッティングを変えてみるものの、どうにもコケぐせが直らない。僕を含めた友人たちもアイデアを出してみたが、やはり改善はしない。Yさんに話を聞くと「コケさえしなければラップタイムはすごくいいので、あまり大きくセットを変えたくない」とのこと。気持は分かるけどなかなか難しいのも事実。

 当然ながらこの日は僕も自分の12分の1を走らせていて、ピットでクルマをいじっていると、Yさんがすっきりとした顔で僕のところにやってきた。
「ハセガワさん、いろいろご心配をおかけしましたがもう大丈夫です」
「お、何かいいセットが見つかったんですか?」
「ええ、もう僕のクルマはコケないと決めました
「……
 ………
 そ、そうですか、決めたんだ
「ええ、決めました。もう問題ありません」

 そこから何分か経って、サーキットを走り出したYさんのクルマがコーナーで転倒していたのは言うまでもないだろう。

Roll01_2
※写真はイメージです

 その後、クレストに集う12分の1仲間の間で、セッティングに行き詰ってしまった時に「もう決めるしかないね」というフレーズが流行り、僕は今でも使ってしまう。だって何も解決しないわりには、何か腹をくくった感じでいいフレーズなんだもん。
 Yさんはクルマをセッティングする際に、自分の運転をクルマに合わせるのでなく、あくまで自分が気持よく走れるようにセットを進め、運転を変えるということをあまりやらない。だからコケるからといってステアリングをゆっくり切るなんて女々しいことはしない。このスタイルだと、クルマが決まった時はめっぽう速いが、路面コンディションが極端に変化した際などには若干不利。僕なんかはクルマの状態に応じて無意識に運転を変えちゃうから、少々変なクルマでもある程度のタイムは出るけど、その分正しいセッティングを見つけ出すのに時間がかかる。これはスタイルの違いなので、どちらかが優れているということではなく、優劣は状況によって変化する。

 この間のタイヤセッター受け渡しの時にYさんと食事したのだが、いまだに「あの時のクルマはコケさえしなきゃ最高だったのに」と言ってました(笑)。

 Yさんがまたレースに来てくれると楽しいなあ。

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