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2018年8月15日 (水)

2018 12分の1世界戦

 アレクサンダー・ハグバーグ選手優勝おめでとうございます。

 もしかすると知らない人がいるかもしれませんが、日本時間の8月15日午前1時ごろまでIFMAR主催の12分の1世界戦をやってました。場所は南アフリカのウェルコムという町。今回はこれまでのモディファイドクラスに加えストッククラスのレースも行われていたが、このストックが82&84年の第1&第2回世界戦と同様にモディファイドと並ぶ世界タイトルなのか、それともサポートイベント扱いなのかは不明。問題はこのストッククラスの参加者が10名で、モディファイドクラスでも19名ということだ。

 実は僕も南アフリカで行われた12分の1世界戦に参加したことがある。この時の総参加者は38名で、やっぱり遠隔地でやる世界戦は参加人数が少ないな、と思ったが、今回はそれを上回り、半分の19名。しかも“世界レベル”のドライバーは正直2名のみ。今大会の充実した施設や、関係者のSNSなどで報告される地元運営者の努力ぶりなどは賞賛すべきものだとは思うが、あえていうならやはり“場所”が悪かったのだろう。最近は一時期ほどではないらしいが、やはり南アには治安が悪いというイメージがあり、他にもさまざまな不安があるのは事実。

 南アの世界戦では他にも黒歴史がある。09年の5分の1GP大会の参加者はたしか7名で全員が南アフリカ人。同年の10分の1電動バギーの世界戦も10数名の南ア人に数名のヨーロッパ人が加わるといった悲惨な状態だった。なぜこうした歴史を繰り返してしまうのか、それはIFMARのローテーションシステムにある。
 世界のRCレースを統括するIFMARは、下部組織としてFEMCA(アジア・オセアニア)、EFRA(ヨーロッパ)、ROAR(北米)、FAMAR(南米・アフリカ)の4団体がある。そしてIFMARの世界戦開催地は、これらのブロックを順番に回していくのである。今年の電動オンロード世界戦はFAMAR担当年で、南アのサーキットが開催に名乗りを上げたということ。2010年も南アで電動オンロード世界戦が予定されていたものの、09年の悲惨な2大会の後でさすがにコレはマズいということで、この時はドイツを代替地として大会が行われた。今回も15年ごろにはFAMAR以外のブロックでやるかも? という噂があったが、結局南アで決定、開催となった。

 正式な手続きを踏んで開催している以上、今年の南ア大会も立派な世界戦であり、上位入賞選手、とりわけチャンピオンの称号は正当で賞賛に値するものである。しかし、どうしたってその価値が色褪せてみえてしまうのは仕方ない。特に今回の王者であるハグバーグ選手は、想定できるフルメンバーが参加した12分の1世界戦でも十分に優勝を争える実力者だけに残念かつ気の毒な気もする。彼は当初の予定どおり参加し、実力を十分に発揮したのだから。

 1日おいて16日からは同じサーキットでISTC(10分の1電動ツーリング)世界戦が開始される。12分の1ほどではないものの、こちらのクラスも参加選手の人数はそれほど多くないと聞く。しかも優勝候補で参加を見合わせた選手も多いという。繰り返しになるが、運営側の努力は賞賛されるべきものだ。しかし、やはりこの事態は想定できたものだけに、事前になんとかならなかったのかな、とは思う。

 でもまあ、僕の知ってるIFMARじゃそんなに気がきかないだろうけど。

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