無料ブログはココログ

« ウチの子紹介・その2 | トップページ | 寒い、そして長い »

2011年12月22日 (木)

再録・日々これ12分の1 第12回(別電源の話)

なんだかこの再録記事を作るの久しぶりな気がする、と思って調べたら最後の更新が2年以上前だった……。ストックはいっぱいあるので、もうちょっと更新ペースを早めよう。

と、今は思っている。

 最近、自分のドライビングスタイルについて考えることがある。仕事柄、若いドライバー(こう書くと自分が年寄りのようでヤだけど)がRCカーを走らせているのを見る機会も多いが、彼らの走りは「キレイなラインを描いてコーナーに進入し、車速を殺さずそのままスムーズにコーナーを脱出する」というスタイルが主流だ。これはとても理に適ったコーナーリングで、このスタイルで走らせる代表格がツーリング世界チャンプの原篤志選手だといえる。
 これに対してボクのコーナーリングは「勢いだけでコーナーに進入して、強引に向きを変えるとガバッとスロットルを開けていく」というもので、決してモダンなスタイルとはいえない。たとえこの走りでも速ければいいのだが、大して速くないのだから始末に終えない。ボクも早いとこスムーズな走法に変えていかないと4セル時代の12分の1レースで好成績を残すのは難しそうだ。
 さて今回は、その4セルマシンで重要な役割を果たす受信機&サーボ用電源(以下別電源)の話を。
 今年のJMRCA12分の1全日本は4セル規定で行われることになった。世界選手権やヨーロッパ選手権などが4セルで行われたことを考えると、この決定は妥当なものといえるだろう。しかし4セルということはバッテリー電圧が4.8Vになるということなので、本来6Vでの作動を前提に設計されているSTサーボのスピードが遅くなってしまうのだ。遅くなるといっても6→4.8Vだから極端に変わるワケではないし、4.8Vでも受信機&サーボが誤動作を起こすこともない。実際に4セルで別電源を搭載しない人もいるが、サーボのスピード&トルク低下を気にしないのであれば(ボクは気になるけど)、別電源がなくても問題はない。
 それではなぜ別電源を搭載するかというと、それは最低重量規定というヤツが関係してくるのだ。
 昨年谷田部アリーナで開催された12分の1世界選手権は、880gという最低重量規定が採用された。セルの本数が2本減り、そのままだと100g以上軽くなるのにナゼか6セルと同じ重量。まさかと思ってIFMARに問い合わせてみたが、880gで正しいとのこと。どうやら、手違いにより重量規定を修正せずに新ルールを発表してしまったので、そのままで行くことになったらしい。なんだか人をバカにした話だが、とにかく880gでレースは開催された。そうすると各マシンは100gものバラストを装着しなくてはならず、それなら別電源を使用した方が得策ということで小型のニッカドバッテリーを搭載することになった。
 この別電源で一番ポピュラーなのが、サンヨー製1.2V・50mAhのセルを5本直列に接続したもの。これなら重量も約20gと軽く、サイズもコンパクトなので搭載スペースの点でも有利だ。また、先の世界戦ではこれより大きめの1100mAhセルを電源にしていたマシンもあった。こうした6V電源を使用することで、サーボの作動スピードは確保される。ちなみにボクの経験では、満充電した50mAh電源なら走行用バッテリー2パックまで使用可能だ。ふつう1パックで8分間走行するので、走行前後の時間を入れて約18分はバッテリーが持つということ。3パックめも行けるかは不明だが、途中でのバッテリー切れによるノーコンが怖かったため、試してない。
 さてこの50mAhセル、ふつうはマシンに両面テープなどで固定して走行毎に充電するが、このやりかたでは、完全に放電されていないバッテリーに対して追加充電を重ねるために毎回過充電気味となり、バッテリーへの負担が大きくてすぐに“死んで”しまう。そこでボクは3パックの別電源を用意してローテーションするようにしている。ちなみに2パック走行分使用した後の別電源は0.2A程度の電流値で放電してから0.1Aで充電する。この方法で1年近く50mAhパックを使用しているが、3パックともまだ元気だ。また、バッテリーを交換する度に両面テープを張り替えるのは面倒なので、ステーを作ってビスで固定している。
 別電源使用時に注意したいのが配線の変更。受信機&サーボ用の電力を走行用バッテリーから共用する6セルマシンでは、アンプ側から電源が供給されるが、別電源使用の場合はこれが必要なくなるので、アンプの受信機用コードから+側のコードをコネクターピンごとはずし、別電源からの配線は受信機のバッテリー用コネクターに接続する。別電源側にもスイッチを付けるので、マシンに装備されるスイッチは2個。スイッチを入れる順番は、①別電源、②アンプとなる。ただし、ノバック製のアンプやLRPクァンタムなど、+コードをはずす必要のないアンプもあるので注意してほしい。これらのアンプでは、別電源使用時にはアンプ側のスイッチを常にオフにし、別電源側のスイッチのみ使用する。
 別電源を搭載した4セルマシンの走行では、バッテリー容量が少なくなってからの動きが6セルの時と異なる。6セルではバッテリーがタレてマシンのスピードが鈍ってくると、それに合わせてSTサーボのスピードもやや遅くなり、ちょうどバランスするようになるが、4セルでは走行用バッテリーがタレてもサーボはまだシャキシャキ動く。そのため、4セルに慣れないうちはコーナーの進入速度に対してサーボが速く反応し過ぎてイン側のフェンスにヒットしてしまうことがあった。もっとも、これはボクがヘタだったせいかもしれない。ああ、やっぱりスムーズな走りを身に付けないと……。

 01年初頭に書いた原稿なので、ほぼ完全にリポバッテリー時代に移行してしまった現在では、情報という点であまり有益ではないと思います。まあ、当時はこんな状況だったな、程度の感じで。冒頭にはドライビングスタイル(走らせ方)についての話題がありますが、現在では当時とは走らせ方が大きく変わっている気がします。これは僕自身のことじゃなくて、主流になっている走らせ方という意味で。そして、当時の僕は自分の走らせ方に対して明らかに誤解をしているようにも思います。「オイオイ当時の俺w」みたいな。何が間違っているのかは、近いうちに別だてで書いてみようと思います。モダンな走らせ方とは何か? という風に。期待しないで待っていてください。(2011年12月22日記)

« ウチの子紹介・その2 | トップページ | 寒い、そして長い »

再録・日々これ12分の1&すべては12分の1のために」カテゴリの記事