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2008年9月27日 (土)

再録・日々これ12分の1 第1回(4セルの話・その1)

 12分の1EPレーシングをこよなく愛するハセガワが送る当コーナー、記念すべき第1回となる今回はいま話題(?)の4セルの話から。
 今年9月に谷田部アリーナで開催される12(ボク自身「トゥエルブ」という言い方にあまりピンとこないので、このコーナーでは12「じゅうに」で通す)の世界選手権では、走行用バッテリーの使用セル数が4に制限された。日本では馴染みの薄いこの4セル、実はアメリカでは20年もの長い歴史を誇るものなのだ。全米選手権などのBIGイベントも4セルと6セルでは独立して行われており、アメリカでは12というと4セルのイメージも強い。また、ヨーロッパで行われている12分の1選手権も昨シーズンから4セルで行われている。つまり、12の4セル化は世界的な傾向といえ、世界戦の4セル規定実施も必然的な流れといえるだろう。
 と、いうことで気の早いボクとわが12分の1仲間たちは、世界戦に出場できるかどうかも分からないのにさっそく4セルの12レーサーを製作してテストしてみた。
 マシンはレースに使用しているアソシ12L3、バッテリーはイーグル模型のパナソニック・ニッケル水素3000をチョイス、テストは都内にあるインドア・カーペットコースのドリームサーキットで行った。 まずは12ターンのモーターを搭載して、ギヤ比は6セルで使用する時と同じピニオン/スパーを21/104枚でスタート。
 走り出してみるとビックリ、これが遅いのナンのって……。しかし、考えてみればバッテリーの電圧が6セルに比べて3分の2になっているので当然出力も下がっているはず、6セルと同じギヤ比では遅いのも当然だ。そこで今度は6セル・マシンと同等のスピードになるまでギヤ比を変えてみることにした。結局スパー/ピニオン枚数が28/98枚で6セルと同じ様なラップタイムになったが、まだ加速力などは6セルの方が速い。しかし、重量の軽さを活かしてコーナー、特に突っ込みの速さでは4セルが上回ることでラップタイムを稼いでいるのだ。
 この重量だが、6セルの規定では880gで、4セルではバッテリー2セル分軽くなるので約100g軽い。しかし、20gの受信機&サーボ用補助電源を搭載するので、実質的にはマイナス80gといったところ。このあたり実際の規定ではどうなっているのか調べてみたが、何と今年の世界戦規定では最低重量が880gになっていた。4セルで880gというのはちょっと信じられないので、その他の規定を調べてみるとNORRCA(アメリカのレース統括団体)ではグラム換算で766gだった。このあたりの数値が現実的なものだと思う。
 と、ここまで書いた時点で今年の12全日本は6セルで開催されるとの情報が飛び込んできた。しかもニッケル水素が使えないらしい……。(誌面が尽きたので来月に続く。)

 RCマガジン誌で連載した「日々これ12分の1」の第1回です。書いたのは2000年3月のことで、この年から世界戦で導入された4セル規定のことがトピックになっています。はじめての雑誌連載ということで、ちょっと気負った感もありますが、今読み返してみると「ワリとまともなことを書いてるな」という感じ。まさかここからタイトルを変えて7年以上も続く連載になるとは思いませんでした。ちなみに「日々これ12分の1」というタイトルは、当時の編集長様が付けました。このタイトルは気に入っていたのですが、その後ちょっとした理由から変更することになります。変更の理由についてはいずれまた。(2008年9月27日記)

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